元ヤン少女が進学校へ。


「じゃあ、また学校で!」


そう言って、あたしは背中を向けると…


「っ…あのさ」


そう言って、柊季はあたしの腕を
ぐいっと掴んだ。


「…ん?」


「…次学校で会ったら、
また避けたりしねぇよな?」


「…え!?」


「今日話したこと、忘れたりすんなよな」


「あははっ!忘れるわけないじゃん!
ちゃんと挨拶するから!」


そう言って、「約束する!」と付け足した。

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