元ヤン少女が進学校へ。


「おう、約束な」


「うん!」


そう言って、微笑むと
柊季もふっと微笑んだ。


「じゃあな、茉実。」


そう言って、不意に柊季は
あたしの頭をポンッと撫でて、背中を向けた。


「……ッ」


い、今…茉実って言った…!?


柊季の背中を見つめながら、
そんなことを思った。

< 367 / 512 >

この作品をシェア

pagetop