元ヤン少女が進学校へ。


「び、びっくりしたー…」


思わず心臓を抑えながらも
あたしは、小銭を自動販売機に入れる。


『まぁでも、茉実ちゃん好きな人
いるっぽいし…。』

『あれでしょ?あの日、茉実ちゃんの
手を引いて行った、あの男の子』


……ッ…あたしが柊季を…?


「好…!?」


そんなことを呟いたら……
あたしの顔は、ぼっと赤くなったような…


そんな気がした……__。



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