元ヤン少女が進学校へ。
【柊季side】
昼休みになり、俺はパンを頬張っていると…
「やっぱり優花も自販機行ってくるね!
飲み物なくなりそう!」
「いってら!多分まだりんちゃんも
自販機前にいると思うよ!」
「行ってくるね!」
そんな遠峰と葉山の会話が
こっち側にまで聞こえてきた。
……つーか、会話中に出てきた
"りんちゃん"に反応しちまったなんて…
とてもじゃねぇーけど言えねぇ……。
なんてひとり、思っていると…
「……うわッ…なんだよ」
いつの間にか、遠峰が目の前に来ていた。