元ヤン少女が進学校へ。


……柊季の背中が見えなくなって
それから何分経っただろうか。


不意にあたしは、唇に触れる。


「……まって…」


……あたし、柊季に…キスされた?


それで……


「こ、告白された……?」


思わずしゃがみこんで、心臓を押さえる。


でも……あたしの心臓は、鳴り止むことなく
ドキドキと波打っていた……__


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