元ヤン少女が進学校へ。


「ふっ……なにが"忘れていい"だよ、俺…」


そんなこと、
本当は全然…思ってねぇくせに。


……不意に、俺は自分の心臓を手で押さえる。


「……いってぇな…」


ほんと、何やってるんだろうな…俺。


そんなことを思いながら
長い廊下を歩き出した。

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