元ヤン少女が進学校へ。
そんなゆーまの言葉が、嬉しくて……
「ありがと!…じゃあ、あたしは
死んでも友達でいてあげるね!!」
と、次はあたしがゆーまに叫んだ。
「ふっ……重っ…!」
と、そんなことを言いながら
ゆーまは冗談っぽく笑う。
そんな笑いにつられて
あたしも微笑んだ。
「…じゃあまたな、茉実」
「またね!」
ゆーまの後ろ姿を見つめていると
良い友達持ったな、とつくづく思った。
「……次はあたしの番だ。」
……柊季に伝える。全部伝える。
だから…あたしがキモチを伝えるまでは……
「柊季が好きな女の子を
作りませんように…!!」
青空に向かって、
あたしはそんなことを神頼みした……__