元ヤン少女が進学校へ。


そしてその夜。


あたしは、緊張しながらも
初めて柊季にラインを送った。


時田くんから、既に話を聞いていたらしく
割とすんなりオッケーをもらえて
ちょっとビビるあたし。


「…おし、次こそ絶対言う。
…ちゃんと、気持ち伝える。」


改めてそう決心したあたしは、
すうっと息を吸い込んで
部屋にあった手持ち鏡を持った。


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