元ヤン少女が進学校へ。


「……茉実?」


「あのさ、柊季。
明日は別行動になったんだけど……
ちょっとだけ時間ある?」


「…え?」


「…大事な話があって…」


……ちゃんと言えた。
ここまでは、練習通りに…


ちゃんと目を見て言えた。


「ん、わかった」


「ありがと!じゃあ、11時くらいに…」


「おう。じゃあ、おやすみ」


「うん!またあした!」

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