元ヤン少女が進学校へ。
「…とりあえず歩く?」
「そうだね!」
そう言って、あたしは柊季の横に並んだ。
……てゆうか、ぶっちゃけ
このおみやげ邪魔くさいな……重いし。
……特に、この木刀ね。
と、心の中でそんなことを思う。
「なんかさ、あっという間だったね!」
「…だな。もう学校が
始まると思うと…かなりだるいな。」
「ほんとだよね…!!」
…と、そんな他愛もない会話をしながら
あたしたちはしばらく歩く。