元ヤン少女が進学校へ。


「ほんまうるさいな、こいつ!」


そんな言葉と同時に、赤髪ヤンキーの仲間が
子どもに向かって蹴ろうとしていた。


「ッ……危ない…!」


あたしは咄嗟に
子どもをかばうように抱き締めた。


そして、彼の蹴りが
あたしの背中へと当たる。


「お姉ちゃん…!」


__ドサッ…


「い…った……」


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