元ヤン少女が進学校へ。

想いが通じ合ったとき。



っ……気まずい。


子どもがいなくなり
あたしは柊季と2人きりになる。


ッ……柊季に、知られちゃったんだよね。


……あたしが、ヤンキーだったってこと。


足の痛みで、未だに座り込んでいるあたしは
何も言わずにうつむいたまま。


__サッ……


……視界に、柊季の手が見えた。


……なんで…?


どうして柊季は、こんな時でも
優しく手を差し伸べてくれるんだろう……_

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