元ヤン少女が進学校へ。


そして、抱き締める力が緩んだと思えば…


「…んっ……」


不意に重なる唇。


「……茉実」


「…ん?」


「…すげぇ好き」


「…うん、あたしもだいすき」


__……そんなことを言い合って、


ふっと、微笑み合って…


想いが通じあったときは
こんなにも嬉しくて…


こんなにも幸せなものなんだと……


あたしは柊季と出会って、
初めて知ったんだ……__

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