元ヤン少女が進学校へ。
お前が良いって思っただけ。
【茉実side】
―数日後―
ある日のホームルーム。
「今日はクラス代表と委員を決める。
まずはクラス代表…
いわゆる代議員を2名決めてくれ」
その言葉で、クラス中が
『はい出たー!』とざわめき始める。
そんな中…
「そーえば、最近横川くん
授業サボらなくなったよね!」
と、少し離れた席から
そんな声が聞こえてきた。
確かに横川は、最近サボらなくなった。
しかも、かなりおとなしい。
まぁそれもそうだ。
あたしは不意に後ろを向く。
「ZZZ……」
なぜなら…
朝からずっと寝てやがるからなッ…!!