元ヤン少女が進学校へ。

お前が良いって思っただけ。


【茉実side】


―数日後―


ある日のホームルーム。


「今日はクラス代表と委員を決める。
まずはクラス代表…
いわゆる代議員を2名決めてくれ」


その言葉で、クラス中が
『はい出たー!』とざわめき始める。


そんな中…
「そーえば、最近横川くん
授業サボらなくなったよね!」


と、少し離れた席から
そんな声が聞こえてきた。


確かに横川は、最近サボらなくなった。


しかも、かなりおとなしい。
まぁそれもそうだ。


あたしは不意に後ろを向く。


「ZZZ……」


なぜなら…
朝からずっと寝てやがるからなッ…!!

< 49 / 512 >

この作品をシェア

pagetop