元ヤン少女が進学校へ。


【柊季side】


帰りの飛行機。


泣き疲れたのか、
俺の腕に寄りかかって眠る茉実を見て
思わずふっと笑う。


「2人がうまくいって、ほんとに嬉しい!
良かったね、横川くん!」


「…おう、色々サンキューな」


「りんちゃん、昨日も不安で眠れなかった
って言ってたから、
きっとホッとしたんだね!
りんちゃん傷付けたら許さないからね…?」


と、遠峰が言う。


「…分かってる。」


……こいつだけは、絶対傷付けねーよ。

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