元ヤン少女が進学校へ。


「……変わり者と言えば!みんな知ってる!?
柊季の趣味って、かなり変なんだぜ…!」


そんな遥也の声が聞こえ、
俺は目を開けた。


「なんの話だよ、遥也」


「ほら!おみやげ屋で買ってただろ!
あの変なストラップ…!」


「だから、あれは俺のじゃねーよ」


「里奈ちゃんたちにも見せてあげろよ…!
ほんとに変だから…!」


と、あまりにもうるさいから
俺は仕方なく買ったストラップを
カバンから出した。


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