元ヤン少女が進学校へ。


「優しいなー柊季は!さんきゅ~!」


と、あたしは軽くジャンプし
柊季の髪をよしよしする。


「うわっ…おまえやめろって…」


「ふふっ…」


……にしても、相変わらず
無駄に背高いな……。


と、心の中で思うあたし。


「……あれ?茉実ちゃん…?」


不意にあたしは、
後ろから名前を呼ばれ、振り返った。


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