元ヤン少女が進学校へ。


「あ、あたし!?」


そう言って、林崎は目をぱちくりさせる。


「じゃあ代議員は、横川と林崎な。」


「ちょちょ、待ってください!
あたし、立候補なんてしてな……


「放課後、集まりあるから
2人は3−A教室に集まること。いいな?
よし、じゃあ次は委員決めるぞー」


先生にスルーされた林崎は
俺のことを睨む。


……寝よ。


俺は机に突っ伏して、目を閉じる。


いつの間にか、俺の機嫌は良くなっていた。

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