元ヤン少女が進学校へ。


ちっ……今、良いところだったのに…


なんて思いながら、振り返る。


「……あ?」


……つーか、誰あいつ。


化粧濃すぎて原型が分かんねーし…
なんか…生理的に無理、と瞬時に思った。


…しかもなんだよ、コンコンって……。
普通にノックしろよ。


あーゆーぶりっ子、1番嫌いなんだよな……。


心の中で毒を吐きながら、
不意に林崎を見ると……


「……なんでだよ。」


なぜか、目をキラキラさせていた。


つーか、思わず2度見しちまったじゃねーか。

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