元ヤン少女が進学校へ。
……はぁ、あいつは俺が告白とかされても
何にも思わねーのな。
……いや、何言ってんだ俺。
そんなの、当たり前だろ。
思わず不機嫌になりつつも
女のとこへ行く。
「なんすか?」
自然と冷たい態度で、俺は声をかけた。
……チッ、香水くせぇーなマジで。
「愛華ね?横川くんにちょーっと
お話があるんだぁ〜!
だけど、教室だと恥ずかしいから
場所変えても良いかなぁ?」
そう言って、瞬きを繰り返しながら
上目遣いで言う女。