恋愛格差
スマホを握ってキョトンとしている私の近くにカズが寄ってきて
「ダイジョウブ?」と口をパクパクさせて声を出さずに聞いてくる。
左手でオッケーのサインをしてもう一度スマホに向かって
「友達付き合いも大切だし、楽しいので帰らない。
なんたって十数年ぶりに会ったんだもん。
積もる話があるんだよ。
タクシー使うから気にしないで。」
『待て!切るな!』
って言われたけど、強制終了。
電話は消音にした。
困った顔をしているカズの腕を「いこ!」と引っ張る。
「いいのかよ~…俺、怖いんだけど……」
昔のカズを彷彿とさせる発言に思いっきり吹き出した。
そして私たちは近くのバーに入り、やっぱり馬鹿話をさんざんした後
終電でそれぞれ帰宅した。
終電は満員だったけど、痴漢ヤローに会うことはなかった。
ま、そんな再々痴漢されるほど魅力的でも若くもないけどね!
「ダイジョウブ?」と口をパクパクさせて声を出さずに聞いてくる。
左手でオッケーのサインをしてもう一度スマホに向かって
「友達付き合いも大切だし、楽しいので帰らない。
なんたって十数年ぶりに会ったんだもん。
積もる話があるんだよ。
タクシー使うから気にしないで。」
『待て!切るな!』
って言われたけど、強制終了。
電話は消音にした。
困った顔をしているカズの腕を「いこ!」と引っ張る。
「いいのかよ~…俺、怖いんだけど……」
昔のカズを彷彿とさせる発言に思いっきり吹き出した。
そして私たちは近くのバーに入り、やっぱり馬鹿話をさんざんした後
終電でそれぞれ帰宅した。
終電は満員だったけど、痴漢ヤローに会うことはなかった。
ま、そんな再々痴漢されるほど魅力的でも若くもないけどね!