<BL> お前は俺のものだ。~高松航大side ~
もう、始まりは覚えていないが、
父が僕に、性的な事をしてきた。
父は、いつも、僕の事を可愛いといいエッチなことをされた。
何で、こんなことをするのか、分からなかった。
でも、それを受け入れてしまった。
僕は、父と一緒にいたい、嫌われたくない
その一心だった。
嫌われたくなくて、色んな事をした。
炊事、洗濯。
父に言われた通りに何でもした。
母は、段々、帰ってこなくなっていた。
帰ってきても、僕の事を無視した。
いつからか、居なくなっていた。
後から、聞いた話。
母は、父と僕の関係の異常に気付き、
父に止めるように言ったが止めず、
愛想を尽かし出ていったらしい。
僕の頼れる人は、父しか居なくなってしまった。
僕の世界は、父の言うことは絶対だった。
仕事が忙しくなり、帰ってこない日も増えていった。
だから、帰ってきた日は、奉仕をした。
性的なことをする事が当たり前になっていた。
八歳になった頃。
何故、外に出てはならないのか。
父に言ったことがある。
父は、
『外は危険だ』
それだけだった。
でも、父の言うことは絶対な僕に取って理由としては十分だった。
学校すら、行ってなかった、いや、学校という単語すら知らなかった。