異聞三國志
「あと2年余りかと。」


士郎も言いづらかったが、更に続けて


「だからこそ、やはり治療して頂きたいのです。そうすれば、閣下の寿命は確実に延びます。」


「しかし・・・。」


「何を躊躇っておられるのですか!蜀の天下を実現するためには、閣下の延命が必須条件です!殆んどのお仕事は蒋エン殿や費イ殿にお任せ出来るはずですから・・・。」


「わかった・・・、ではそうさせて貰う。」

しかし、このことは

歴史改変

になる・・・。


つまりは、士郎達の身の上に少なからずの影響を与える可能性があった・・・。


そのことを士郎は少し認識していた。

が 今は諸葛亮を助けて、蜀の天下統一に貢献したいという気になって来ていた・・・。
遂に 諸葛亮の手術が行われる時が来たのであった。
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