異聞三國志

司馬懿が大将であった魏軍。長安と蜀軍主力との間は要害と呼べるのはもはやﾋﾞ城しかなかった。ﾋﾞ城に十万は収容不能。自ずと野戦にならざるをえなかった。

野戦ならば、孔明は策が使えた。

予め用意していた玄武隊主力でﾋﾞ城を撹乱させ、

『裏切りが出た』


と叫ばせながら、城内に放火した。それに驚いて城内へ入ろうとした軍勢に後ろから、攻撃を仕掛けた。

精鋭1000で攻撃をかけた。またしても夜陰に乗じた攻撃で、魏軍に対して余りに少数の蜀軍が侵入したために同士討ちが始まり、大混乱になった。


そこへ外から蜀軍主力が襲いかかり、魏軍は壊滅、敗走した。司馬懿は命からがら脱出。洛陽方面へ間道を使い逃走した。

しかし、洛陽方面からの援軍は長安へたどり着き、城へ猛攻を開始した。

果たして蜀軍主力は間に合うのか。

次に士郎の目を通した、別働隊の動きを追う。