異聞三國志
しかし、虞平はいない現状では手術も困難ではあった。とりあえず傷口をふさいでおくしかなかったのである。
翌日関興も左腕を使えぬが陣頭指揮をとるために再び城門付近へ向かった。
段々と梯子等を登り、城壁に取りついてくる魏軍。蜀軍は熱湯をかけたり、矢の雨を降らせ、石を落としたりして対抗していた。
6日目昼頃城壁の上に遂に兵士達が登り戦い始めたその頃であった。
『退け、退けー。』
突然 魏軍が退却していく。
関興が城壁に登ると、遥か西方に軍勢が見えた。
“姜”の旗と“魏延”の旗
蜀軍の先鋒隊であった。
『おお、間に合ったぞ。援軍だー。』
孔明は魏延とお目付け役の姜維を先に行かせて、長安の救出に向かわせたのであった。
遂に長安は守り切れたのであった。
『おお、助かったか。』
士郎は床へへたりこんだ。極度の緊張状態から解放されたのであった。
姜維と魏延は長安へ入城した。
翌日関興も左腕を使えぬが陣頭指揮をとるために再び城門付近へ向かった。
段々と梯子等を登り、城壁に取りついてくる魏軍。蜀軍は熱湯をかけたり、矢の雨を降らせ、石を落としたりして対抗していた。
6日目昼頃城壁の上に遂に兵士達が登り戦い始めたその頃であった。
『退け、退けー。』
突然 魏軍が退却していく。
関興が城壁に登ると、遥か西方に軍勢が見えた。
“姜”の旗と“魏延”の旗
蜀軍の先鋒隊であった。
『おお、間に合ったぞ。援軍だー。』
孔明は魏延とお目付け役の姜維を先に行かせて、長安の救出に向かわせたのであった。
遂に長安は守り切れたのであった。
『おお、助かったか。』
士郎は床へへたりこんだ。極度の緊張状態から解放されたのであった。
姜維と魏延は長安へ入城した。