あの約束をもう一度
そうして蓮君の新生活が今日始まったのであった。

「じゃぁ、学校に行こう!!」
「そうだね。」
蓮君が元気になってほんとに良かった。
それにしてもどうして倒れたんだろ。

ちょっとばかり気になる葵浬ちゃんでした。

キーンコーンカーンコーン

「HRはじめるぞ!!そのまえに、また転校生だとさ~・・・。大変だな。入れ。」
「はい。」
なんか・・・・声がきれいなんだけど・・・・。
   ガラガラガラッ
キャァーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

いっせいに女子が叫んだ。
男子のほとんどはビクッ!!としたようだった。
蓮君以外は。
その蓮君といえば、転校生を今まで見たことないくらい怖い顔で睨んでた。
「れ・・・ん・・君??」
蓮君はハッとしたようにこっちを向いて笑った。
「どしたの??」
「あのひと、知り合いなの??」
蓮君はうぅ~んと考え込んでから話した。
「知ってる人って言うか・・・・いいや、何でもないよ。」
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