生徒会長、桜庭響は変態であった。
で、大知もそれを利用しないほど鈍感ではない。
「ね、せんぱいからもゆってくださいよ」
さすがイタリアの血。大知に初めて会った時から幾度となく脳内で繰り返してきた言葉が蘇る。
でも私は知っている。その笑顔の額に『花音とアホ会長がめんどい』ってしっかり書いてあるのが見える。
「そうだねっだい…きふねくんはみんなになかよくなってほしいだけだったもんねっ」
福島先輩は憧れの木船大知と話してるだけでいっぱいいっぱいだ。アイドルじゃないんだからさ。
「とゆーわけで」
響先輩はにっこりと微笑んだ。
「大知、アサちゃんのこと押さえててくれる?」
「もちろんですよぉ」
裏切り者は私の腕をがっしりと掴んだ。
「ね、せんぱいからもゆってくださいよ」
さすがイタリアの血。大知に初めて会った時から幾度となく脳内で繰り返してきた言葉が蘇る。
でも私は知っている。その笑顔の額に『花音とアホ会長がめんどい』ってしっかり書いてあるのが見える。
「そうだねっだい…きふねくんはみんなになかよくなってほしいだけだったもんねっ」
福島先輩は憧れの木船大知と話してるだけでいっぱいいっぱいだ。アイドルじゃないんだからさ。
「とゆーわけで」
響先輩はにっこりと微笑んだ。
「大知、アサちゃんのこと押さえててくれる?」
「もちろんですよぉ」
裏切り者は私の腕をがっしりと掴んだ。