生徒会長、桜庭響は変態であった。
疲れた。

「そんなにげっそりしないでよー旭川ー」

大知が私の肩に手を置く。

「あのままお前がやらなかったら多分アホ…もとい響先輩、入学祝いのスピーチしてくれなかったよぉー」

「いや、流石にそこまで空気読めなくはないと思うけど」

「うーん、あの人はだめだねぇ。マジな方のアホ」

……観察力だけは優れたこいつがここまで言うのだから、多分そうなんだろう。

「なんの話してるの?」

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