黒王子と白いプリンス
王子とプリンス
「由乃……どうよ……」
「うーん……2人ね……」
「マジっ⁉︎⁉︎」
「マジよ。」
「どれ⁉︎どれなのよ⁉︎」
私は、今、中学の頃からの親友の春代と学校の中庭の草陰に隠れてイケメンを探している。
「あそこ。あの1人で音楽聴いてる人と、女の子に囲まれてる人‼︎」
「あ、あぁ……なんだぁ……」
「何よ⁉︎その反応は⁉︎」
「あれは、王子とプリンスよ。」
「は⁉︎何言ってるの⁉︎」
「だぁかぁらぁ」
春代はムカつく口調で言った。
「王子とプリンスなーの‼︎‼︎‼︎」
「?」
意味分かんない……