黒王子と白いプリンス
「あの王子に服を貸してもらうなんて‼︎」
「へぇ……普通に優し……くもないわね……バカって言われたわ。」
「バカ⁉︎そんなフレンドリーな言葉まで⁉︎」
「ま、まぁね……」
「すごい‼︎‼︎すごいよ‼︎‼︎」
春代が私の両肩を掴んで揺さぶる。
「あ、ほ、本当?そ、それはよかったわぁ」
「そのパーカ、柔軟剤たっぷり入れて洗濯しなさいよ⁉︎⁉︎」
は、春代さん……目が怖い……
「へ、へいっ‼︎‼︎」