黒王子と白いプリンス





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「あ、晃さん……」


「ん?」


「大丈夫なんですか……こんなところに来て…」


「うーん、たぶん」


晃さんは笑いながら言った。


私たちは今、大型ショッピングモールの中にいる。


一応顔は隠れてるし、相当なファンじゃなければ気づかなそうだけど……


……離れて歩こう。



私は少し距離を置いて歩こうとした。


すると、


私は腕を掴まれて晃さんの方に引き寄せられた。


「離れて歩くとかなしだよ?」


「あ……はい……」

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