黒王子と白いプリンス



「お前、何してんの」


晃さんが帰ってきた。


しかし、白馬くんは離れようとしない。


「は、白馬くん???」


「諒也、離れろ。」


晃さんが白馬くんの肩を掴んで、ようやく白馬くんは私から離れた。


「帰ってきたのかよ。」


「冷蔵庫に何もなかったから買い物行ってたんだよ。かなりの間、空だったみたいだけど……お前何食べてたんだ?」


「別になんだっていいだろ?」


白馬くんが私の隣に座る。


「……まぁいい……つくるから、3人で昼、食べよう」


「……あ、私も手つだ……」


白馬くんは何も言わないで私の腕を掴んだ。


だから、私は何も言わないで座ったままでいた。


どうしてだろ……
どうしてこんなに……仲が悪いの…

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