黒王子と白いプリンス


白馬くんが私を見てふとこう言った。


「そういえば、由乃ちゃん、来週期末だけど、大丈夫なの?」


期末…………?


あ、期末…………


「や、やばい‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」


「あらら……」


「何?由乃ちゃん期末の勉強してないの?」


晃さんもそう言った。


「ど、どうしよう……補習とかイヤだよ……」


「じゃあ、今日はデート取りやめて勉強会だな」


晃さんが言った。


「諒也、教えてあげろよ‼︎」


「言われなくてもそのつもりだよ。」


白馬くんが立ち上がって自分の部屋に行った。


やばいよ、やばいよ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎


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