黒王子と白いプリンス
プリンスの思い





キス……された……



浅倉くんに……



キスされた…………



「……の……の‼︎…しの……由乃‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」


「へ、へい‼︎」


「お前、飯こぼしすぎ。」


お、お兄ちゃん?


「なぜここに?」


「……お前……白馬とか何とかいうやつと何かあったか?」


「へ⁉︎⁉︎ないない‼︎‼︎白馬くんとは何もない‼︎‼︎」


「ふーん。」


うわぁ……キスに強烈に動揺しすぎて記憶がなくなってるし……お兄ちゃんには疑われてるし……


「早く朝飯食って学校行けよ。」


お兄ちゃんが食器を台所へ持って行った。


私はこぼしたご飯を片付けた。


学校か……何か……行きにくいなぁ……


でも、もうすぐ夏休みだし……


頑張ろう……浅倉くんに会わなきゃいいんだから。


えいえいおーーーーー

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