黒王子と白いプリンス
「あんた、しらばっくれるのもいい加減にしたら?」
どこからか声が聞こえた。
この声………
スタッという音が後ろから聞こえた。
そして、『王子』が現れた。
「あ、浅倉……」
瀬尾が言った。
「昼休み、あんたらうるさすぎ。全部聞こえてる。」
イヤホンを付けながら『王子』が言った。
「お前、まさか毎日屋上にいるのかよ⁉︎」
「教室いるとうるさいから。」
瀬尾の顔が青くなっていった。
そして、連れとともに屋上から出て行った。