黒王子と白いプリンス
「遅いと思ったら、彼氏とデート?」
「や、ちがっ「すみません…楽しくてつい、遅くなりました…」
私が違うと言う前に白馬くんが言った。
は、白馬くーん⁉︎⁉︎⁉︎
お母さん、誤解したままだから‼︎‼︎‼︎
「あら‼︎そうなの⁉︎夕食は?食べた?」
「まだです。」
誤解とこうよ‼︎‼︎‼︎
「なら食べていきなさいよ♡」
「は⁉︎⁉︎」
「すみません。兄が家で待っているので…」
「あら、そう?残念ね……」
「ありがとうございます。それじゃあ、失礼します。」
彼氏にされてるよ⁉︎⁉︎
白馬くん⁉︎⁉︎
「由乃、じゃあねぇ」
!?
よ、由乃⁉︎⁉︎⁉︎
白馬くんは後ろを向いて歩き出した。
完全に肩震えてるし……
絶対笑ってる……
「すごくかっこいいじゃなぁい‼︎あの子がパーカー貸してくれたの?」
「白馬くんは彼氏じゃないし、パーカーは違う人に貸してもらったの‼︎‼︎」
「白馬くんって言うのね……」
「彼氏じゃないからね⁉︎⁉︎⁉︎」
「でも、彼は否定してなかったじゃない?」
「からかってるの‼︎‼︎」
「ま、いいわ。仲よくしなさいよ?」
お母さんは笑いながら言った。