黒王子と白いプリンス


屋上に友達が待ってるんだ……


何の話だろ……


屋上に着くと、私は、壁におおいやられた。


「あ、あの⁉︎⁉︎」


何⁉︎⁉︎何なの⁉︎⁉︎


「あんた、昨日から諒也に近づいてるらしいじゃない?」


諒也?……あ、白馬くんのこと⁉︎


「は、白馬くんは、」


私が白馬くんのことを話そうとした瞬間、顔の横にバンッと手が置かれた。


ひっ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎


「諒也は優しいから、あんたみたいなのに近づかれてもほっておけないのよ‼︎‼︎」


な⁉︎⁉︎


「諒也が好きなら私達みたいに公平な関係になりなさいよ」


「は⁉︎」


「何?嫌なの?」


周りにいる女の子が言った。


「いや……その……」


女の子ってこわ……


昨日みたいに言えないよ……


「ま、あんたなんて諒也に相手にされないでしょう?」


「「「あはははははは」」」


みんなで私を笑う。


怖いよ……女の子怖いよ……


「何?私こわーいって思ってるわけ?」


私の真隣に立っている女の子がそう言って私のことを押した。


私は、座り込んでしまった。


「あらら〜大丈夫?」


あんたが押したくせに……


「何睨んでるの?こわーい‼︎」


「ちょっと……睨まないでよ。怖いって言ってるでしょ?」


女の子の1人が私の髪を掴んだ。


「いやっ‼︎‼︎‼︎‼︎離して‼︎‼︎‼︎」


私がそう言ったその時、


「おい」





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