黒王子と白いプリンス
「でも、」
白馬くんが立ち上がった。
「大丈夫‼︎さっきのコ達には言っておいたから‼︎」
「?」
「俺と付き合わない?」
「!?」
浅倉くんを見ても驚いていない。
なんで驚いてないの⁉︎⁉︎
「諒也…今度はこの人?」
浅倉くんが言った。
は⁉︎今度はこの人?
何それ⁉︎⁉︎
「あはは、だって気に入っちゃったんだもん」
笑いながらそう言う白馬くん。
「はぁ……」
ため息をついて壁のはしごを登り始める浅倉くん。
何……何なの⁉︎⁉︎