黒王子と白いプリンス
「晃様?」
白馬くんは大爆笑し続ける。
「あ、晃様はすごくすっごくかっこよくてさ、爽やかなんだから‼︎‼︎‼︎」
「へぇ〜」
白馬くんは笑いながら私を見る。
「な、何よ…」
「いや、かわいいのに彼氏がいないのはそれが理由なんだと思ってさ」
「な⁉︎は、白馬くんって失礼なんだね‼︎」
「正直なんだよ。ま、いいや、怪我してるし、送るよ」
「い、いいよ‼︎‼︎‼︎1人で帰れる‼︎」
私は、白馬くんから離れた。
「ふーん、お母さんにまだ彼氏だって勘違いされてるの?」
「誰のせいだと思ってるの⁉︎」
「あはは‼︎じゃあ、その誤解を解きに行けばいいじゃん」
あ、それいいかも……
私は、白馬くんに送ってもらうことにした。