黒王子と白いプリンス
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珍しく黙り込む白馬くんが学校から少し離れたところで初めて話した。
「由乃ちゃん…」
「何?」
白馬くんの顔にはこれまた珍しく笑顔がない。
「ごめんね…」
「え……」
「俺のせいだから…あの子達、すごいんだ。」
「あ、大丈夫だよ‼︎‼︎」
「あの子達はもう何もしてこないと思うから」
「あ、ありがとう…」
「うん」
白馬くんはまた黙り込む。
なんなの……
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