黒王子と白いプリンス



次の日、私は、お昼休みに屋上に向かった。


ハシゴを登ると、


やっぱりいた。


「浅倉くん‼︎‼︎」


寝転んでいた浅倉くんが起き上がり驚いた顔で私を見る。


「聞きたいことがあるの‼︎」


「は?」


私は、浅倉くんの隣に座った。


「あのね、」


「はぁ」


「昨日気付いたんだけど、」


「……」


「峰晃って知ってる?」


「……知ってる…だから?」


「あの…峰晃って……」


「諒也の兄貴かって聞きたいの?」


「何で分かるの⁉︎⁉︎」


「そんなこと、あんた以外みんな知ってんじゃない…」


再び浅倉くんが寝転がった。


「え⁉︎有名なの⁉︎」


「有名なんじゃない…」


「そっか……やっぱりそうだったんだ‼︎‼︎‼︎」


なんかテンション上がってきた‼︎‼︎‼︎‼︎


「ねぇ‼︎浅倉くん‼︎」


「……なに…」


「浅倉くんは白馬くんと仲いいの?」


「……普通」


「お昼は食べてる?」


「食べてる。」


「そっかぁ‼︎よかったよかった‼︎」

テンション上がりすぎて意味不明な質問しまくってる‼︎‼︎


「あんた、今日よく喋る。」


「テンションがおかしくなっちゃって」


「あっそ」


白馬くんにも聞いてみようかな〜


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