黒王子と白いプリンス
部屋に戻ると、白馬くんが机の前に座っていた。
うわ……今気付いたけど…こんなイケメンが私の部屋にいるなんて……
「お、おまたせ……」
「ん。ありがとう。」
私は麦茶を白馬くんの前に置いた。
「で、由乃ちゃんがサボった授業は何?」
う……故意じゃないのに……
「数学と学活……だから数学を教えてください…」
私は数学の教科書を出した。
「ここからかぁ」
教科書に目を通す白馬くん。
まつ毛長っ……
ほんと……綺麗な顔してるなぁ
私は、白馬くんを見つめる。