黒王子と白いプリンス
「あらまぁ‼︎‼︎この前の‼︎」
「あ、すみません、勝手に……」
「大丈夫よ‼︎大丈夫‼︎」
お母さんはいつもより明らかにニコニコしている。
「それより、ご飯食べて行ってー‼︎‼︎」
お母さんは白馬くんをキラキラした目で見た。
「いや、悪いですから……」
「悪くない、悪くない‼︎‼︎ちょーど今日はお父さんもいないし‼︎‼︎」
「いやぁ……」
「由乃とお兄ちゃんと3人なのに4人分の材料買ってきちゃったのよー、ね?」
「はぁ…じゃあ……」
「やったーーー、じゃ、リビングで待っててね‼︎」
お母さんはすごく喜んで飛び跳ねながら台所に戻って行った。
あぁ……恥ずかしい……