黒王子と白いプリンス



ご飯ができてみんなでご飯を食べ始めた。


お母さんは目の前の白馬くんを見つめたまま。
お兄ちゃんも白馬くんを見たまま。


うわぁ……食べにくそう……


「あ、そういえば、白馬くんはお兄さんがいたわよね?」


お母さんが聞いた。


「あ、はい。」


「どんな人なの?イケメンなんでしょうね〜」


直球⁉︎⁉︎
ちょっとちょっと‼︎‼︎‼︎


「あぁ、はい。かっこいいですね。兄は、お兄さんと同い年です。」


てことは……21歳⁉︎
晃様の年だ‼︎‼︎やっぱり兄弟なんだ……


「今日はお仕事か何かだったのかしら?」


「仕事に行ってますね。出張のようなものです。」


はぁ‼︎‼︎晃様、今は地方ロケ中だ‼︎‼︎‼︎


「ご両親は?」


「海外にいます。」


質問攻め……


「まぁ、じゃあ2人で?」


「大体1人の時が多いですね。」


「あらっ‼︎ならうちに来なさいよぉ」


「え、いいんですか?」


白馬くんは笑いながら冗談ぽく言った。


「いいわよぉ‼︎‼︎」


白馬くんは笑った。




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