黒王子と白いプリンス




____


教室を覗くと、数人の女子に囲まれて白馬くんが座っていた。


うわぁ……話しかけずら……


そう思っていると、


不意に白馬くんが私の方を見た。


すると、


「由乃ちゃん‼︎‼︎‼︎」


白馬くんは立ち上がって、私の方に来た。


「どうしたの?」


「あ、えっと……」


さっきまで白馬くんと話していた女子が見ている。


うぅ…視線が……


白馬くんはそんなことを気にせずに目の前でニコニコ……


「あの……勉強…教えて欲しいの……」


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