黒王子と白いプリンス



その時、


「おい」


後ろから声をかけられた。


「ひゃっ‼︎‼︎‼︎‼︎」


「あ、わりぃ。」


私は後ろを振り向いた。


「あ………浅倉くん……」


そこには、私服の浅倉くんが立っていた。


「あんた、こんなとこで何してんの」


「あ、浅倉くんこそ……」


「俺の家、近いから。」


そうなんだ……


「……迷ったのか」


「え……あ…うん……」


「はぁ……」


浅倉くんが大きなため息をついた。


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