黒王子と白いプリンス
「浅倉くん……」
「ん」
「昨日はありがとう。」
放課後、私は屋上へ行き、浅倉くんにそう言った。
「べつに。」
「すごく助かったから。」
「そ」
私は何も言わずに浅倉くんの隣に座った。
「………」
「………」
2人とも何も話さない。
すると、寝ていた浅倉くんが私の方を向いた。
「目、腫れたな。」
「あ、うん。少しね…」
その後浅倉くんは何も話さない。
私も浅倉くんの隣に寝た。
いつもみたいにきれいな青空が広がってる。
落ち着くなぁ……