嘘つき少女。
プロローグ







あの日から、あたしは自分を隠すようになった。




………違うかもしれない。




隠し過ぎて、自分自身さえ見失ってしまったのかもしれない。








あたしは、もう2度と人を愛さない。




あたしはもう2度と人を信じない。




あたしは嘘でこの世界を生きていく……。








    あたしの名前は、    冬月 凛樺 [Fuyutuki Rinka]







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