叶うはずのない恋愛
しかも前川は神崎に寄り添って泣いてるように見えた。俺が告白してる短時間の間に前川に何があったんだ…?俺は呆然と前川の泣いてる姿とそれを慰めている神崎の姿を見つめていた。


「かえ、頑張ったね?辛かったね。なんでかえはいつもそんなに頑張るの?いつも自分の事そっちのけにする事ないじゃない。」


神崎の声が聞こえた。一体、前川は何について泣いてるんだ?
俺はすぐにその場を離れ家につくなり部屋に入った。何で彼女でもない前川の泣き顔を気にしてるんだ?明日、聞いてみるか…。俺はそう思いながら眠りについた。



〜夏川 翔 Side 終〜
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