叶うはずのない恋愛
今日、学校行くの憂鬱だな。あたしは螺旋階段を降りて洗面所に移動した。今日の髪型は何にしよう…。そう考えながらコテを温め髪の毛をくるくる巻いた。


「かえ様、髪型なら私がしましょうか?」


そう言って入って来たのはメイドの松田さん。よくあたしの世話をしてくれる。


「あ、ううん。ありがと。自分でやるから大丈夫です。」


あたしはそう言って髪の毛をくくり洗面所から出た。


「大地は今どこにいます?」


「大地様なら先ほど朝食を召し上がりに行きました。」


松田さんはニッコリ笑いながら言う。


「ならよかった。あたしも、朝食食べてきますね。」


あたしはそう言ってリビングにむかった。
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